琉球新報で、「琉流」という折り込みの特集が最近できたそうなんですが、
3月17日(火)に「沖縄そばvsラーメン」というテーマが取り上げられるそうです。
沖縄のラーメン事情の変遷とでもいうんでしょうか、ここ数年の沖縄でのラーメンの
盛り上がりについて、わたしも少し取材を受けさせていただきました。
1ページの紙面を沖縄そばと分け合う形になるとすれば、それほど大きくラーメンが扱われる
わけではないと思いますが、機会があればぜひ読んでみてください。
きっと面白い記事になるだろうとわたしも期待しています。
ちなみに取材では、わたしなりにこんな意見を述べてみました。
あくまで個人的な考えなんでツッコミどころ満載だと思いますが・・・
【沖縄ラーメンの黎明期】
2002年、新横浜ラーメン博物館の企画から始まった通堂が、沖縄でオープン。
前後して、武蔵家や麦麦といった実力店がオープン。
この頃に、今のラーメンブームに続く種が蒔かれたような気がします。
【移住者増加にともなうラーメン人口の増加】
沖縄の人よりもラーメン欲求が強い内地からの移住者が増え、移住者やそれに触発された人が
ラーメンを食べたい、さらには美味しいラーメンを食べたいというニーズが高まってきたと思います。
また、県内の雑誌やテレビなどでラーメンの特集が組まれることも増えてきましたね。
【内地系ラーメンの沖縄進出】
天下一品や大勝軒、康龍など、内地の有名系列店の進出や、有名店で修行した人が
沖縄にきた、あるいは帰ってきた、というパターンも最近多いですね。
最近の評判のお店をみると内地の影響をかなり色濃く感じますが、
そもそも沖縄にラーメン文化はなかったと考えると当然のことでしょうか。
【沖縄ラーメン第2世代の躍進】
こういった内地からのラーメンの波が押し寄せるのと同時に、黎明期を支えた店が
店舗展開を広げたり、修行した人が独立したり、沖縄で育った沖縄発とも言える
ラーメン店が増えてきています。
単なるブームにとどまらず、文化として根付いてきたなあと一番感じるのはこのポイントでしょうか。
とまあこんな感じのことを話してみたんですが、うまいラーメンを食える店が本当に多くなったことや、
行列してでも食べたいというラーメンファンが増えてきたということが何よりもうれしいですね。
ちなみに今月末には「カフェ100」などのシリーズでおなじみの近代美術さんから、
いよいよ「ラーメン100」が出版されます。わたしも監修ということで少し関わらせていただきましたが、
うまいラーメン店が増えたなあと改めて実感しました。とても楽しい作業でした。
こちらもみなさんぜひご期待ください。